コラム
2025年から始まる「子育てグリーン住宅支援事業」は、環境にも家計にも配慮した住まいづくりを推進する補助金制度です。これまでの制度と比べて支援内容が大きく進化しており、特に省エネルギー性能や支援対象の広がりが注目されています。以下では、その具体的な内容と2024年までの補助金制度との違いを解説し、今後の住宅市場に与える影響についてTHINK HOMEとして考察します。
1. GX志向型住宅
2. 長期優良住宅
対象世帯 | 対象住宅 | 補助額 | |
すべての 世帯 | GX志向型住宅※ ○下記の[1]及び[2]に適合するもの [1]断熱等性能等級「6以上」 [2]一次エネルギー消費量の削減率戸建住宅一般寒冷地等都市部狭小地等再エネ除く35%以上再エネ含む100%以上75%以上-共同住宅3階建以下4・5階建6階建以上再エネ除く35%以上再エネ含む75%以上50%以上- | 160万円/戸 | |
子育て 世帯等 | 長期優良住宅 | 建替前住宅等の除却を行う場合 | 100万円/戸 |
上記以外の場合 | 80万円/戸 | ||
ZEH水準住宅 | 建替前住宅等の除却を行う場合 | 60万円/戸 | |
上記以外の場合 | 40万円/戸 |
※国土交通省HPより
これまでの補助金制度に比べると、省エネ性能や補助金額が大きく向上しており、家庭への支援がより具体的かつ実用的になっています。一方で、省エネ性能の基準が高くなった分、対応する住宅を建てるためのコストが増えるというハードルもあるかもしれません。それでも、補助金を活用すれば長期的には光熱費の削減や快適な住環境が得られるため、多くの家庭にとって魅力的な制度と言えるでしょう。
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